「ITエンジニアに転職したいけれど、プログラミング経験がない」
「未経験からでもインフラエンジニアになれるの?」
「そもそもインフラエンジニアって、どんな仕事?」
20代でIT業界への転職を考えていると、こうした疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
ITエンジニアにはさまざまな職種がありますが、その中の一つがインフラエンジニアです。
インフラエンジニアは、企業のシステムやサービスが安定して動くために必要なサーバーやネットワークなどの環境を支える仕事です。
未経験から目指す場合でも選択肢の一つになりますが、仕事内容や必要な知識を理解しないまま転職すると、「思っていた仕事と違った」と感じる可能性があります。
この記事では、20代・未経験からインフラエンジニアを目指す人に向けて、仕事内容や向いている人、必要な知識、転職までの流れを分かりやすく解説します。
インフラエンジニアとは?
インフラエンジニアとは、ITサービスやシステムが正常に動くための基盤(インフラ)を支えるエンジニアです。
例えば、Webサイトを閲覧したり、スマートフォンのアプリを利用したりするとき、その裏側ではサーバーやネットワークなどのITインフラが動いています。
インフラエンジニアは、こうした環境を構築したり、正常に動いているかを監視したり、トラブルが発生した際に対応したりします。
「エンジニア」というとプログラミングをイメージする人も多いですが、インフラエンジニアの仕事は必ずしもアプリやWebサービスのプログラムを書くことが中心ではありません。
そのため、IT業界に興味はあるものの、プログラミングを中心とした仕事に不安がある人にとって、一つの選択肢になり得ます。
ただし、インフラエンジニアでもITに関する専門知識は必要です。
「プログラミングをしなくていい=簡単な仕事」というわけではありません。
インフラエンジニアの主な仕事内容
インフラエンジニアの仕事は、経験や勤務先によっても変わります。
代表的な仕事には、次のようなものがあります。
運用・監視
システムやサーバー、ネットワークなどが正常に動いているかを確認する仕事です。
異常が発生していないかを監視し、問題が起きた場合には決められた手順に沿って対応します。
企業やサービスによっては、24時間稼働しているシステムを監視するため、夜勤やシフト勤務が発生することもあります。
求人を見るときは、勤務時間や夜勤の有無を事前に確認しておくことが重要です。
保守・障害対応
システムやネットワークに問題が発生したときに、原因を確認して復旧を行う仕事です。
例えば、サーバーに障害が発生した場合やネットワークにつながらなくなった場合などに、状況を確認しながら対応します。
トラブルが起きたときに「なぜこうなったのか」を考え、原因を一つずつ探していく力が求められます。
設計・構築
企業が必要とするシステム環境を設計し、実際にサーバーやネットワークなどを構築する仕事です。
運用・監視などと比べると、より専門的な知識や経験が求められることが多くなります。
未経験からスタートした場合、最初から設計や構築を担当するとは限りません。
まずは運用や監視などの仕事から経験を積み、知識や技術を身につけながら、より専門性の高い仕事を目指していくケースもあります。
20代・未経験からインフラエンジニアを目指せる?
結論から言うと、20代・未経験でもインフラエンジニアを目指すことは可能です。
ただし、「20代なら誰でも転職できる」という意味ではありません。
企業によって求める経験やスキルは異なりますし、未経験者を対象とした求人でも、基本的なIT知識やコミュニケーション能力などが求められる場合があります。
一方で、未経験者を対象に研修や教育制度を用意している企業もあります。
そのため、20代であれば、
- ITの基礎知識を身につける
- 自分に合った求人を探す
- 必要に応じて資格取得などに取り組む
- 未経験者向けの転職支援を利用する
といった準備をしてから転職活動を進めることが重要です。
「未経験だから無理」と最初から決めつける必要はありませんが、何も準備せずに転職できると考えるのも危険です。
インフラエンジニアに向いている人の特徴
インフラエンジニアには、どのような人が向いているのでしょうか。
分からないことを調べるのが苦にならない
IT分野では、仕事を始めてからも新しい技術や用語を学ぶ場面があります。
分からないことが出てきたときに、自分で調べたり、人に質問したりしながら理解していける人は適性を活かしやすいでしょう。
コツコツ作業できる
インフラの仕事では、設定の確認やログの確認など、細かな作業を行うことがあります。
派手な仕事ばかりではないため、地道な作業を丁寧に続けられる人は向いています。
トラブルが起きても原因を考えられる
システムに問題が起きたとき、すぐに原因が分かるとは限りません。
「どこで問題が起きているのか」「いつから発生したのか」などを確認しながら、原因を探していく必要があります。
そのため、問題が起きたときに落ち着いて原因を考えられる人は適性を活かしやすいでしょう。
チームで仕事ができる
インフラエンジニアは、一人ですべての仕事を完結させるとは限りません。
他のエンジニアや社内の担当者、場合によっては顧客などと連携して仕事を進めることもあります。
そのため、技術的な知識だけでなく、状況を伝えたり確認したりするコミュニケーションも重要です。
なお、ITエンジニア全般について自分が向いているか詳しく確認したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
「ITエンジニアに向いている人・向いていない人|未経験転職で後悔しないための判断ポイント」
未経験からインフラエンジニアを目指すために必要な知識・資格
未経験から目指す場合、まずはITインフラに関する基礎知識を身につけておくとよいでしょう。
代表的なものとして、次のような分野があります。
ネットワーク
コンピューターやサーバーなどがどのようにつながっているのかを理解するための知識です。
IPアドレスやルーター、通信プロトコルなど、最初は聞き慣れない言葉も出てきます。
サーバー
Webサイトやアプリなどのサービスを動かすために使われるサーバーについての知識です。
LinuxなどのOSについて学ぶこともあります。
クラウド
近年のIT環境では、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどのクラウドサービスも広く利用されています。
未経験の段階ですべてを理解する必要はありませんが、基本的な仕組みを知っておくと今後の学習にも役立ちます。
CCNAなどの資格
ネットワーク分野では、CCNAという資格もよく知られています。
資格を取得すれば転職できるというわけではありませんが、ネットワークに関する知識を体系的に学ぶきっかけにはなります。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、資格だけに頼るのではなく、仕事内容を理解したうえで必要な知識を身につけることが大切です。
未経験からインフラエンジニアになる3つの方法
未経験からインフラエンジニアを目指す方法はいくつかあります。
ここでは代表的な3つを紹介します。
① 独学して転職活動をする
まずは自分でITの基礎を勉強し、その後に求人へ応募する方法です。
書籍やオンライン教材などを利用すれば、自分のペースで学習できます。
費用を抑えやすい一方で、
「何から勉強すればいいのか分からない」
「自分の知識がどの程度なのか判断できない」
といった問題が起こりやすい点には注意が必要です。
② 転職エージェントを利用する
転職エージェントに相談しながら、自分に合った求人を探す方法です。
求人探しだけでなく、応募書類や面接についてアドバイスを受けられるサービスもあります。
特に初めて転職活動をする場合は、自分一人で求人を探すよりも、第三者に相談することで選択肢を整理しやすくなることがあります。
20代の第二新卒や未経験からIT業界への転職を考えている場合は、UZUZ第二新卒のような20代向けの転職支援サービスを利用する方法もあります。
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③ ITスクール・就職支援を利用する
独学では学習方法が分からない場合、ITスクールや就職支援を利用する方法もあります。
特にインフラエンジニアを目指す場合、ネットワークやサーバーなどを体系的に学べる環境があると、学習を進めやすくなります。
未経験者向けのITスクールの中には、学習だけでなく就職活動まで支援しているサービスもあります。
例えば、ネットワークエンジニア・インフラエンジニアを目指す人向けのネットビジョンアカデミーでは、未経験者を対象とした学習・就職支援を行っています。
独学だけで進めることに不安がある人は、こうしたサービスを選択肢の一つとして比較してみるのもよいでしょう。
インフラエンジニアへの転職で失敗しないための求人選び
未経験から転職する場合、「未経験歓迎」と書いてあるかだけで求人を決めないことが重要です。
同じインフラエンジニアでも、実際の仕事内容や勤務条件は企業によって異なります。
仕事内容を確認する
「インフラエンジニア」という名称だけで判断せず、
- 運用・監視なのか
- 保守・障害対応なのか
- 設計・構築まで担当するのか
- ヘルプデスクなどの業務も含まれるのか
などを確認しましょう。
研修内容を確認する
「研修あり」と書かれていても、研修期間や内容は企業によって異なります。
何をどの程度学べるのか、研修終了後にどのような仕事を担当するのかまで確認しておくと安心です。
夜勤・シフト勤務の有無を確認する
運用・監視の仕事では、シフト勤務や夜勤が発生する場合があります。
「ITエンジニアだから日勤のデスクワーク」と思い込まず、勤務時間についても確認しておきましょう。
入社後のキャリアを確認する
未経験から入社した後、どのような仕事を経験できるのかも重要です。
例えば、運用・監視からスタートして、その後に構築や設計などへ仕事の幅を広げられるのか。
自分が将来的にどのようなエンジニアになりたいのかを考えながら求人を見ると、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
20代・未経験からインフラエンジニアになるまでの流れ
実際に転職を進める場合は、次のような流れで考えると整理しやすくなります。
STEP1:仕事内容を理解する
まずはインフラエンジニアがどのような仕事なのかを理解します。
仕事内容を知らないまま「IT業界だから」という理由だけで応募するのは避けましょう。
STEP2:自分に合っているか考える
仕事内容や働き方を確認したうえで、自分に合っているかを考えます。
特に、夜勤やシフト勤務の可能性がある求人もあるため、仕事内容だけでなく働き方まで確認することが大切です。
STEP3:基礎知識を身につける
ネットワーク、サーバー、Linuxなど、必要な分野から基礎を学びます。
独学で進める方法もあれば、スクールなどを利用する方法もあります。
STEP4:求人を探す
未経験者を対象とした求人を中心に、自分の希望条件と仕事内容を確認します。
「未経験歓迎」という言葉だけで決めず、研修、配属先、勤務時間、仕事内容などを確認しましょう。
インフラエンジニアへの転職を具体的に考え始めたら、次は自分に合った転職エージェントを選ぶことも重要です。未経験者向けの求人やサポート内容を比較しながら、自分に合うサービスを探してみましょう。
→ 未経験からITエンジニアを目指す20代向け|転職エージェントの選び方と使い方
STEP5:応募・面接
応募する企業を決めたら、履歴書や職務経歴書を準備して選考を進めます。
未経験の場合は、これまでの経験だけでなく、なぜITエンジニアを目指すのか、何を学んでいるのかなどを具体的に伝えられるよう準備しておくことも重要です。
未経験からの面接でよく聞かれる質問や、回答を考えるときのポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→「20代・未経験からITエンジニアへ転職する面接対策|よく聞かれる質問と答え方」
転職活動全体の進め方について詳しく知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
→「20代後半の第二新卒・未経験からITエンジニアへ!失敗しない転職戦略」
STEP6:入社後に経験を積む
入社後は、まず任された仕事を覚えながら実務経験を積んでいきます。
その後、知識や経験を増やしながら、より専門的な業務へキャリアを広げていくことを目指します。
20代・未経験からインフラエンジニアを目指すなら、仕事内容を理解してから動こう
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなど、ITサービスを支える基盤を扱う仕事です。
20代・未経験から目指すことも可能ですが、仕事内容を理解せずに転職すると、入社後に「思っていた仕事と違った」と感じる可能性があります。
そのため、
- インフラエンジニアの仕事内容を知る
- 自分に向いているか考える
- 必要な基礎知識を身につける
- 求人の仕事内容や勤務条件を確認する
- 必要に応じて転職支援やスクールを利用する
という順番で準備していくことが大切です。
独学で進める方法もあれば、転職エージェントやITスクールなどを利用する方法もあります。
大切なのは、「未経験だから無理」と決めつけることでも、「20代なら簡単に転職できる」と考えることでもありません。
仕事内容と自分の希望を照らし合わせたうえで、自分に合った方法で準備を進めていきましょう。


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