「ITエンジニアに転職したいけど、未経験だから面接が不安」
「何を聞かれるのか分からない」
「志望動機をどう答えればいいのか分からない」
20代で未経験からITエンジニアを目指す場合、面接では実務経験や専門知識だけで評価されるわけではありません。
これまでの経験をどう活かせるのか、なぜITエンジニアを目指すのか、転職後に学んでいけそうかなど、未経験者ならではのポイントを見られます。
そのため、面接対策では「模範回答を暗記する」よりも、自分がなぜITエンジニアを目指しているのかを整理して、自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。
この記事では、20代・未経験からITエンジニアを目指す人に向けて、面接で聞かれやすい質問と答え方のポイントを解説します。
20代・未経験のITエンジニア面接で見られるポイント
未経験からの転職では、これまでエンジニアとして働いた経験がないため、経験者と同じ基準だけで評価されるわけではありません。
特に面接では、次のような点を整理しておくとよいでしょう。
1. なぜITエンジニアを目指すのか
まず重要なのが、「なぜITエンジニアになりたいのか」という理由です。
単に、
「IT業界は将来性がありそうだから」
「手に職をつけたいから」
だけでは、転職理由として弱くなってしまう可能性があります。
もちろん、こうした理由がきっかけになること自体は問題ありません。
大切なのは、そこから一歩踏み込んで、
- なぜITに興味を持ったのか
- なぜエンジニアという仕事なのか
- どんな仕事をしてみたいのか
- そのために何か行動しているか
まで説明できるようにしておくことです。
2. 未経験でも学んでいけるか
未経験の場合、最初から高度な技術力を求められるとは限りません。
一方で、入社後に必要な知識を身につけていく必要があります。
そのため、
「これから勉強したいです」
だけではなく、
「すでに何を勉強しているのか」
を説明できると、自分の意欲を具体的に伝えやすくなります。
例えば、
- ITパスポートなどの資格を勉強している
- プログラミングを学んでいる
- ネットワークについて勉強している
- CCNAの取得を目指している
- 書籍やオンライン教材でITの基礎を学んでいる
などです。
まだ勉強を始めたばかりでも、無理に大きな実績を作る必要はありません。
何を、なぜ学んでいるのかを説明できる状態にしておくことが大切です。
3. これまでの経験をどう活かせるか
「未経験だから、これまでの仕事は関係ない」と考えてしまう人もいます。
しかし、これまでの仕事で身につけた経験の中には、エンジニアの仕事にも活かせるものがあります。
例えば、
- 営業 → 顧客とのコミュニケーション
- 接客 → 相手の要望を理解する力
- 事務 → 正確に作業を進める力
- 製造 → 手順を守って作業する力
- 販売 → 問題を見つけて対応する力
などです。
もちろん、これらがそのままエンジニアとしてのスキルになるわけではありません。
ただし、
「これまでどんな仕事をしてきたか」
↓
「そこで何を身につけたか」
↓
「それをエンジニアの仕事でどう活かせそうか」
という流れで整理すると、未経験であることだけを強調せず、自分の経験を伝えられます。
ITエンジニアの面接でよく聞かれる質問と答え方
ここからは、未経験からITエンジニアを目指す場合に準備しておきたい質問を紹介します。
質問1|なぜITエンジニアを目指すのですか?
かなり重要な質問です。
ここでは「IT業界に入りたい理由」と「エンジニアを目指す理由」を分けて考えると整理しやすくなります。
例えば、
これまで○○の仕事をする中で、業務を効率化する仕組みに興味を持つようになり、ITについて調べるようになりました。その中で、システムを作ったり支えたりするエンジニアという仕事に興味を持ち、未経験ではありますが基礎から学んで挑戦したいと考えています。
というように、
きっかけ → 興味を持った理由 → エンジニアを目指す理由
までつなげておくと話しやすくなります。
「将来性があるから」だけで終わらせず、自分自身の経験と結びつけることを意識しましょう。
質問2|なぜ今の仕事から転職しようと思ったのですか?
ここでは、現在の仕事への不満だけを並べないことがポイントです。
例えば、
「給料が低いから」
「人間関係が嫌だから」
「仕事がつまらないから」
といった理由だけでは、転職後も同じ理由で辞めてしまうのではないかと受け取られる可能性があります。
もちろん、実際に不満が転職のきっかけになっていることは珍しくありません。
ただし面接では、
現在の状況 → 変えたいこと → 次の仕事で実現したいこと
という形に整理してみましょう。
質問3|未経験なのに、なぜエンジニアとして働けると思いますか?
未経験者の場合、「経験がないこと」を隠す必要はありません。
むしろ、
「未経験なので、現在は○○を勉強しています」
「まずは基礎を身につけるために○○に取り組んでいます」
というように、現在の行動を具体的に伝えたほうが自然です。
ポイントは、「やる気があります」だけで終わらせないことです。
「何をしているのか」まで話せるようにしておきましょう。
質問4|現在、何か勉強していますか?
未経験者の場合、準備しておきたい質問の一つです。
例えば、
現在はネットワークの基礎を中心に勉強しています。まずは○○について理解することを目標にしていて、分からない部分は教材を使って確認しながら進めています。
というように、
- 何を勉強しているか
- なぜそれを勉強しているか
- どのように勉強しているか
を説明できるようにしておくとよいでしょう。
まだ学習量が少なくても、事実以上に大きく見せる必要はありません。
「今はここまで勉強しています」と正直に伝え、そのうえで今後どう学んでいくかを説明することも大切です。
質問5|前職でどんなことを頑張りましたか?
この質問は、エンジニア経験がなくても答えられます。
例えば、
- 売上を上げるために工夫した
- ミスを減らすために作業方法を改善した
- 顧客対応で意識していたことがある
- チームで成果を出すために工夫した
などです。
ここでは仕事内容そのものよりも、
「自分がどんな課題に対して、どんな行動をしたのか」
を整理すると答えやすくなります。
質問6|仕事で大変だったことと、それをどう乗り越えましたか?
この質問では、単に「大変でした」と話すのではなく、
課題 → 自分の行動 → 結果 → 学んだこと
という順番で整理してみましょう。
例えば、
新しい業務を担当した際、最初は作業手順を覚えることに苦労しました。そこで、自分用のチェックリストを作って一つずつ確認するようにしました。その結果、作業の抜け漏れを減らすことができました。この経験から、分からないことをそのままにせず、自分なりに整理して改善することを意識するようになりました。
このように話せると、これまでの仕事での経験を具体的に伝えられます。
質問7|将来どんなエンジニアになりたいですか?
ここでは、最初から明確なキャリアプランが決まっていなくても問題ありません。
例えば、
まずはエンジニアとして必要な基礎を身につけ、実務経験を積むことを目標にしています。そのうえで、経験を積みながら自分の得意分野を見つけ、将来的には○○の分野にも挑戦したいと考えています。
というように、
まず何を身につけたいか → その後どうなりたいか
の順番で考えると整理しやすくなります。
質問8|最後に何か質問はありますか?
いわゆる「逆質問」です。
「特にありません」でも必ず不合格になるわけではありませんが、せっかく質問できる機会なので、事前にいくつか考えておきましょう。
例えば、
- 入社後はどのような研修がありますか?
- 未経験で入社した場合、最初はどのような業務を担当することが多いですか?
- 一人で業務を担当できるようになるまで、どのようなサポートがありますか?
- 入社後に身につけておくとよい知識や資格はありますか?
などです。
ただし、企業の求人情報やホームページに書かれていることをそのまま質問するのは避けたほうがよいでしょう。
「何を聞けばいいか分からない」という場合は、求人票をもう一度確認して、そこから気になった点を質問に変える方法もあります。
面接では「完璧な回答」を作らなくてもいい
面接対策をするときに注意したいのが、回答を丸暗記してしまうことです。
確かに、事前に回答を準備しておけば安心できます。
しかし、一字一句覚えた文章をそのまま話そうとすると、少し質問の角度が変わっただけで答えにくくなることがあります。
例えば、
「なぜエンジニアになりたいのですか?」
と聞かれることを想定していたのに、
「IT業界に興味を持ったきっかけは何ですか?」
と聞かれた場合です。
この2つは似ていますが、まったく同じ質問ではありません。
そこでおすすめなのが、文章を丸暗記するのではなく、回答の要素を3〜4個に分けて覚える方法です。
例えば、
- きっかけ
- ITに興味を持った理由
- エンジニアを目指す理由
- 現在取り組んでいること
というように、自分の話すポイントだけを整理しておきます。
そうすれば、質問に合わせて自分の言葉で話しやすくなります。
20代後半なら「年齢」を気にしすぎなくていい
20代後半になると、
「未経験からITエンジニアを目指すには遅いのでは?」
と不安になる人もいるでしょう。
しかし、年齢だけで判断するのではなく、これまでの経験をどう活かすか、今後どのように学んでいくかを整理することが重要です。
特にこれまで社会人として働いてきた経験がある場合、
- 社会人としての基本的なコミュニケーション
- 顧客対応
- チームで仕事をした経験
- 課題に対して改善した経験
- 継続して取り組んだ経験
など、これまでの仕事で身につけたものがあります。
「未経験だから何もアピールできない」と考えるのではなく、IT以外の経験も含めて、自分が何を身につけてきたのかを整理してみましょう。
面接前にやっておきたい5つの準備
面接直前になって慌てないためにも、最低限次の5つは整理しておきましょう。
① なぜITエンジニアなのかを整理する
「将来性がある」だけではなく、自分が興味を持ったきっかけまで整理します。
② 現在の学習内容を説明できるようにする
資格、プログラミング、ネットワークなど、現在取り組んでいることを具体的に説明できるようにします。
③ 前職の経験を3つほど振り返る
「頑張ったこと」「大変だったこと」「改善したこと」などを思い出しておきます。
④ 応募企業について確認する
企業の事業内容、仕事内容、研修制度などを確認し、
「なぜこの会社を選んだのか」
を説明できるようにします。
⑤ 逆質問を3つほど用意する
面接中にすべて使う必要はありません。
質問できるように、あらかじめ複数準備しておきましょう。
面接対策に自信がないなら、転職エージェントも活用できる
未経験からITエンジニアを目指す場合、
「自分の答え方で大丈夫なのか分からない」
「どんな企業を受ければいいのか分からない」
という人もいるでしょう。
その場合は、転職エージェントに相談する方法もあります。
転職エージェントによっては、求人紹介だけではなく、応募書類の作成や面接対策などをサポートしているところもあります。
20代の第二新卒・既卒・未経験者向けのサービスを探しているなら、UZUZ第二新卒も選択肢の一つです。
これまでの経験や希望を整理したうえで、自分に合う仕事を考えていきたい人は、無料相談を利用してみてもよいでしょう。
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まとめ|未経験の面接は「完璧な答え」より準備が大切
20代・未経験からITエンジニアを目指す場合、面接では「ITの知識をどれだけ知っているか」だけでなく、
- なぜITエンジニアを目指すのか
- これまでどんな仕事をしてきたのか
- その経験をどう活かせるのか
- 現在どんな勉強をしているのか
- 入社後にどう成長していきたいのか
といったことを整理しておくことが重要です。
特に未経験の場合は、経験がないことを無理に隠す必要はありません。
「未経験だけど、なぜ挑戦したいのか」「そのために今何をしているのか」
を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
また、面接で何を話せばいいか分からない場合は、これまでの仕事を振り返り、自分が経験してきたことを一度整理してみることから始めてみてください。
転職先選びやキャリアの方向性そのものに迷っている場合は、面接対策だけを先に進めるのではなく、まず「自分がどんな仕事をしたいのか」を整理することも大切です。
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